帯状疱疹予防接種費用補助
帯状疱疹とは、過去に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染して水痘(水ぼうそう)を発症した後、長期間神経に潜んでいたウイルスが、加齢・疾患等の原因で免疫が低下したことにより、再活性化し発症する皮膚疾患です。
国内における帯状疱疹の発症頻度は年間1,000人当たり5人程度とされています。加齢に伴い増加する傾向があり、長期間にわたり痛みが持続することがあります。
発症すると、体の片側の水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に広がり、症状は痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。治療の基本は、抗ヘルペスウイルス薬の使用ですが、症状が治った後も長期間にわたり痛みが持続することがあります。
ワクチンの種類
水痘ワクチン(生ワクチン)による帯状疱疹予防接種
2016年3月に50歳以上の方に使用することが承認された「乾燥弱毒性生ワクチン」で、50~60歳で約90%、70歳台で約85%に免疫が得られたと報告されています。
副反応
接種部位の発赤、かゆみ、熱感、はれ、痛み、しこり、倦怠感、発疹など
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活性ワクチン)
2018年3月に50歳以上の方に承認された「不活性ワクチンの一種である組換えサブユニットワクチン」で、帯状疱疹を発症するリスクが高い人において免疫が得られやすいように開発されました。50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%の予防効果があると言われています。
副反応
接種部位の痛み、発赤、はれ、筋肉痛、疲労、頭痛など
まれにアナフィラキシー反応を含む過剰反応が現れることがあります。
対象者
接種時、満50歳以上の被保険者及び被扶養者(当組合の健康保険証が発行されている方)
補助内容
帯状疱疹ワクチン接種費用の補助(公費負担がある場合は、その額を除く)
ワクチンの種類はどちらでも選択可能です。
補助額
ワクチン接種おひとり1回につき5,000円補助(2回分10,000円上限)
ポイント消化はありません。
申請方法
最寄りの医療機関にて接種し、窓口にて全額支払いをし、後日、補助金請求をしてください。
各種補助金請求書 | 書類 | 書類 | 記入見本 |
領収書原本(接種者名及び予防接種名が明記されているもの) | |||
書類提出上の注意
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補助金の支給
- 当月20日までに到着した分を、当月末に給与口座に振り込みます。
※給与明細には掲載されません。 - 任意継続被保険者の方は、指定口座に振り込みます。